2010年 7月11日 13:00〜16:00 @国立市公民館講座室
この集会は7月24日「共同養育を広げよう!」キャンペーンのプレ企画として開催します。
共同養育で家族は超えられるか
離婚後の家族のあり方として、共同親権・共同養育を別居親たちは提起しています。民法上の単独親権規定を共同親権に変え、離婚後も双方の親が子どもの養育にかかわることを可能にします。
つながりとしての家族と場としての家庭が一致し、養父・養母であっても両親に育てられたほうがよいという考えは根強くあり、核家族がそれを担ってきました。その結果、日本では子どもの貧困が問題化し、特に「欠損家庭」と呼ばれてきた母子家庭の貧困は深刻になっています。
離婚の増加とともに取り入れられた共同養育は、離れて暮らす親子のあり方を制度的に保障することで、家庭を開き、海外では多様な家族のあり方を認めていくきっかけになっていきました。同時に、双方の親の養育義務は強化されます。日本ではこれは無理でしょうか。
一方、お互いに葛藤のある元夫婦による離婚後の共同養育には、第三者による関与や調整が必要な場合もあります。他人の手をわずらわせつつ、離婚後の共同養育があたりまえにできる社会を作っていくことは、一人で抱え込まなくてもいい子育てのあり方を認めていくことにもなります。
子どもはだれのものなのか、これからの家族援助のあり方は、関係性における障害や壊れた家族は、どのように修復され、あるいは別の関係性が可能なのか。
家族相談の現場の実態を報告してもらいながら、提起していきます。
*資料代500円
★発言
味沢道明さん(日本家族再生センター) 「男性相談の現場から」
天野誠一郎さん(国立市在住のしょうがいしゃ) 「しょうがいしゃから見る家族・養育問題」
遠藤良子さん(シングルマザーのサポーター) 「女性相談の現場から」
☆進行
宗像 充(別居親、天野さんのヘルパー、共同親権運動ネットワーク)
共同親権運動ネットワーク
離婚後子どもと離れて暮らす親のグループ。共同親権・共同養育の法制化を目指すとともに、別居親子の支援活動も行う
連絡先 03−5909−7753 info@kyodosinken.com