霞ヶ関の裁判所前で1時間ちらし配りとマイクアピールをし、裁判所に一人で「裁判所おかしいぞ」とマイクで抗議をしているおじさんとなかよくなりました。
16階にある第四民事部の窓口まで行って、142名の賛同が集まった抗議声明を読み上げたら、係の人がいやそうでした。せっかくきたのだからと、6人全員で言いたいことを言いました。係の人がやっぱりいやそうでした。高裁はきちんとKさん親子の面会を実現する判断を出すべきです。Kさんは「こういう実態がまだまだ知られていない」とマイクでも話していましたが、その通りだと思います。裁判所前の抗議のおじさんも「おれもこういうのは知らなかったよ」と話していました。
9通の上申書を(まだ後から届いた分があります)提出し、しっかり裁判官に届けて、私たちの言ったことを伝えてくださいと申し入れました。高裁は基本的に書類審査のみだそうなので、裁判官に会うには、審尋を開くように、書類で提出するそうです。
「また来ます」と言って申し入れを終わりました。
申し入れが終わって、出てくると、おじさんがまだマイクアピールしているので、みんなの写真を撮ってもらいました。
賛同と上申書を集めてまた届けたいと思います。
署名もする予定です。
今後ともKさん親子の面会が実現するよう、がんばりましょう。(宗像)
※2009年6月2日、東京高等裁判所はKさんの訴えを退け、さいたま家裁のKさん親子の面会謝絶審判を支持しました。★写真で情は移らない!
裁判所によって交流を絶たれたKさん親子の一刻も早い再会を求めて
Kさんは横浜在住の親子ネットの会員です。私たち「親子交流くにたち」の定例会にも仕事の帰りに時間を作って参加してくださっています。私たちはみな我が子と一緒に暮らせない当事者で、定期的に子どもに会えている人、面接調停中の人、裁判中の人、そして長い人では10年以上も子どもに会えていない人がいます。辛い気持ちを抱えている私たちには、互いの顔を見て笑い、泣き、食事を共にして一緒にすごす時間が生きる支えになっていると思います。
日本の裁判所の判断では別れた親には月に一度、3時間程度の交流の時間しか与えられないのが通例です。私たちはそれぐらいでは親子の心の絆を持ち続けるのに到底不十分なので限られた時間ではなく、ゆくゆくは欧米のような共同親権/共同監護が日本でもあたりまえになるように、各方面に働きかけて運動しています。
そんな折に仲間の一人であるKさんの審判において、年に3回の写真の送付のみで十分であるという決定が出てしまいました。いったい生きて日本国内で育っている我が子と交流するのに、写真だけというのはどんな非人道的な国の話なのだろうかと耳を疑ってしまいます。Kさん自身にとってもお子さんにとっても、甚だしい人権の侵害であると言わざるを得ません。
私たちはこのような審判をくだした埼玉家庭裁判所および法務省に対して、断固として抗議し、すぐにKさん親子の面会交流を始めさせること、そしてこのような国際的に恥ずかしい決定を二度と繰り返さないよう強く求めます。
2009年4月5日
くにたち子どもとの交流を求める親の会
【関連する記事】